HOME >> チラシの活用術vol64 校正回数
皆さんは印刷物を作る時、何回ぐらい校正しますか?
校正には何回すれば大丈夫、これだけやれば絶対間違いがない、という絶対値があるわけではありません。
回数を重ねることがミスを減らすことに直接つながるかといえば、そうとも言い切れません。
何度も何度も同じ原稿を見ている内に間違っている箇所を、見逃してしまった経験はありませんか?
校正の回数は適度に、効率良く。複数の人間、より多くの人間が校正回数を重ねることでミスは減少するはずです。
同じ人間が何度も見たところで、見逃す箇所はほぼ同じだからです。
また、パソコン上での校正は回数を重ねてもあまり意味はありません。
一度出力してから校正することをおすすめします。
では見つからなかった画像位置のズレ、漢字間違いなど、で校正することが回数を重ねるより有効的だと言えるでしょう。
同じ原稿を回数を重ねて校正する場合、色々な視点で行うことが効果的です。
例えば今回はテキスト情報のみ、句読点や漢字間違いなど徹底して文字情報のみを見ていくとします。
次に線や囲み、位置ズレなどだけを見てください。そして画像サイズ、色などの写真情報だけを見ていく。
3つの視点で行うことで、全体的な校正を3回繰り返すより効果的だといえます。
印刷前の最終チェックでは、用紙サイズや色分解、トンボなど印刷に必要な内容は画面上のデータをチェックするようにしましょう。