HOME >>Atamaお客様に聞く-チアリ(大衆食堂・大阪天満橋)
大阪府天満橋の大衆食堂、チアリの森 寛二郎 店長に、Atamaを選んだ理由と評価とについて詳しく聞きました。
隠れ家をコンセプトにした現代スタイルの大衆食堂。居酒屋としての一面もあるが、「原点は食堂です」と森店長。30坪、席数36席(カウンター7席)。元々は八百屋だった物件に、森店長自身が内装設計し、現在の店舗を完成。周囲はビジネス街と住宅街の混在したエリア。集客は主に通りがかりとクチコミ。HotPepperなど情報誌は使わないとのこと。森店長の実家(大阪府 北摂)から取り寄せる新鮮野菜を大衆食堂価格で提供できるのが特長。森 寛二郎 店長(36歳)は、専門学校卒業後に飲食業界へ。2003年、28歳の時にチアリを開業。趣味はサーフィン。店名チアリの由来は、チアリーダーの「チア」
― チアリでは、Atamaをどのように活用していますか。
Atamaには、お店紹介チラシのデザインと印刷、それからパソコン用と携帯用のホームページの制作、この二つの仕事を頼みました。
こちらがそのチラシです。チアリはどんなお店かを知ってもらうためのチラシ、食堂案内です。
こんな風に店内においています↓
店の外にも置いて、通りがかりの人に持っていってもらいます。↓
(その他、知り合いの美容室などにも置いてもらっています)
食堂のようでもあり、居酒屋のようでもある外観
ウチは、外観だけだと、居酒屋なのか食堂なのか、すぐにはわかりにくいらしく、昔は「ここ何のお店ですか?」とよく尋ねられました。でも、今は、チラシに「満足と出会える大衆食堂」と明記してあるので、「ああ、食堂なのね」と理解してもらえるようになり、お客さんが店に入りやすくなりました。
このチラシは、客単価アップも狙いの一つでした。大衆食堂としてのウチの売りは、北摂の農園で取れた新鮮野菜の1000円バイキングなのですが、以前はそればかりが目立ちすぎて、肉料理、魚料理の売れ行きがイマイチだったので、チラシを通じて、そちらも目立たせたいなと思ったのです。チラシを作ってからは、肉料理や魚料理の売上げが上がりました。期待通りです。
フードカメラマンによる撮影
Atamaからは、料理の撮影には、フードカメラマンを使った方が良いと推薦がありました。最初は高くなったら困るな~と思いましたが、10枚で30000円と聞いたので、それならまあと思い、依頼することにしました。仕上がりを見ると、やっぱりプロに頼んで良かったと思います。
― パソコン用と携帯用のホームページはどんなものを作ったのですか。
Atamaと話す中で、「最近のお客さんは、チラシ見た後、念のためホームページ見る人も多いよね」という話が出てきたので、では、ホームページを作ろうということになりました。Atamaでは、パソコン用のホームページを頼めば、それを元にして携帯電話用のホームページも追加料金ナシで作ってくれるとのことだったので、そちらも依頼することにしました。
作成したチラシ 表面
作成したチラシ 裏面
デザインはチラシを土台にして、次のようなものになりました。
PC用ホームページ
携帯用ホームページ
これら制作物の費用は次のとおりです
項目 | 費用(税抜) |
---|---|
チラシデザイン | 5万円 |
印刷 (1万枚。B4コート53キロ両面カラー) |
印刷費2万5000円、送料 3000円 |
料理撮影(10点) | 3万円 |
ホームページ (パソコン&携帯) |
20万円 |
合計 | 30万8000円 |
― チアリが、開店8年目にして、チラシやホームページを強化しようと考えた経緯をお聞かせください。
「販促については随分、試行錯誤しました」
クチコミと通りがかり以外の、顧客開拓ルートを確立させたいと思ったのが、その理由です。はじめてそういうことを考えた3年前に、よし「開店五周年」を記念して、「三日間の間、ビール一杯100円」というイベントをやろうと考え、さっそく自分で手書きチラシを作り、近所に3000枚をポスティングしました。結果として夜の集客は4割アップしましたが、今思えばこのイベントは失敗でした。
― 集客4割アップしたのに、なぜ失敗だったのですか。
人がたくさん集まったといっても、それは安いビールを飲みたいだけの人がほとんどであり、本業の「大衆食堂としてのチアリ」の顧客増につながりませんでした。集客の手応えはあったものの、間違ったお客さんを集めてしまったという意味で失敗でした。
その後は、手書きチラシはやめて、広告代理店に制作を依頼したりしましたが、これもあんまり良くなかったですね。
― どういう点が良くなかったのですか。
広告代理店が提出してきたチラシは、ごく普通の、どこでもありそうな、フツーの飲食店のチラシであり「チアリらしさ」が感じられない点に不満でした。チアリは、お店として魅力があるはずなのに、店長の自分のアイディア不足のせいで、その良さを上手く伝えきれていない、そういう忸怩たる感覚、煮え切らない思いを抱えつづけていたある日、Atamaのことを知り、さっそく相談してみました。
― Atamaにはどんな相談をしたのですか。
チラシの相談と言うよりは、販促や集客まわりの全般的な相談をしました。その会話の中で、「お店の案内チラシ」「ホームページ」などの案が提出されてきました。見積の金額を聞いても、全部コミコミで30万円程度とほどよい金額だったので、まずは依頼してみることにしました。
― チラシやホームページの制作はどんな風に進めたのですか。
まずAtamaのヒアリングシートに色々と書き込んで提出しました。「暖かい雰囲気」「大衆食堂」「なごみ」などのキーワードや、「肉・魚をアピールして客単価を上げたい」という狙いなどを書き入れました。その後、何度かやりとりする中で、今の形に落ち着きました。ホームページの方は、そのチラシ内容をほぼ踏襲する形で作りました。
― 今回のチラシとホームページの効果を教えてください。
先ほども述べたとおり、まずは、肉料理、魚料理の売上げが上がり、客単価のアップが実現しました。これは大きな効果です。
その他、「チアリにとっての、通りがかりとクチコミ以外の新たな告知手段が確立できたこと」も総合的な効果として挙げられます。ウチぐらいの規模の飲食店というのは、きっとどこもそうだと思うのですが、店長は毎日の業務に追われて、販促のための時間が取れず、根性営業で、毎日、寝る時間を削って頑張っているうちに、だんだん「機嫌の悪い店長さん」になっていき、その機嫌の悪さがスタッフにも伝播して、雰囲気の悪いお店になっていくという悪循環が生じがちです。ウチも昔は危ないところでした。
でも今は、ホームページやチラシが、ある意味、私の知らないところで勝手にお店の宣伝をしてくれています。ホームページのアクセスも好調。店長の僕としては、だいぶ精神衛生がよくなりました。
― Atamaの仕事への評価をお聞かせください。
今回、チラシのデザイン、印刷からホームページまでの販促物一式をまとめて提案してくれたことは、ダンドリの点で助かりました。別々の会社に発注すると、別々に説明しなければならず面倒です。一社に頼んだ方が、デザインもコンセプトも統一できますし。値段も安くて済みますし。
Atamaのスタッフは、良い意味で反論してくれました。フツーのありふれたパンフレットを作っておしまいの広告代理店とは明らかに違っていました。今回、良い仕事をしてくださったと思います。どうもありがとうございました。
― チアリ様、本日はお忙しい中、貴重なお話をありがとうございました。
※ チアリのホームページ
※ 取材日時 2011年10月